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学術集会の聞きどころ

南学正臣 学術委員長 ご挨拶

南学 正臣

学術委員会委員長の南学正臣と申します。
この度「見どころ 聞きどころ」が開設されましたので、学術講演や一般向けに企画している公開講座についてご紹介させて頂きます。
今回の第31回日本医学会総会のプログラムは、ノーベル賞受賞者をはじめとする方々の特別講演、会頭特別企画、そして次の5本の柱から構成されている学術講演から構成されています。
柱1.ビッグデータがもたらす医学・医療の変革
柱2.革新的医療技術の最前線
柱3.人生100年時代に向けた医学と医療
柱4.持続可能な新しい医療システムと人材育成
柱5.パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦
更に、ダイバーシティ推進委員会・U40委員会企画もあります。
今最も関心の高いものや、幅広い年齢の方々が興味を持たれている内容を皆様で楽しみながら勉強していただけるように工夫をしています。
各企画の「聞きどころ」を担当の先生方がご紹介しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

東京国際フォーラム

東京国際フォーラム

© TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD

■学術委員長 南学正臣
ノーベル賞受賞者やCOVID-19の専門家も登壇。特別講演、会頭特別企画にご期待ください!

■準備委員長 門脇 孝
市民公開講座「ここまでわかった!がんとゲノムの関係」2月4日(土)開催!

■学術副委員長 高柳 広
柱1: ビッグデータがもたらす医学・医療の変革

■学術副委員長 鄭 雄一
柱2:革新的医療技術の最前線

■学術副委員長 佐藤 伸一
柱3:人生100年時代に向けた医学と医療

■学術副委員長 康永 秀生
柱4:持続可能な新しい医療システムと人材育成

■学術委員長 南学 正臣
柱5:パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦

■ダイバーシティ推進委員会委員長 大野 京子
医学会総会120年の歴史で、初の「ダイバーシティ推進委員会」を設置

■U40委員長 小松 宏彰
U40企画のききどころ:若手がみる未来の医学とその先へ

■学術委員会 幹事 田中 哲洋
健康的で豊かな人生を送るためのヒントは市民セッションに。
現地参加に加えて、ご自宅からオンライン聴講も可能。ぜひお気軽にご参加ください!

南学正臣

学術委員長 南学 正臣

東京大学大学院
医学系研究科長・医学部長

■ノーベル賞受賞者やCOVID-19の専門家も登壇。
特別講演、会頭特別企画にご期待ください!

総会参加者向け 総会参加者向け

市民向け 市民向け

第31回日本医学会総会では、ノーベル生理学・医学賞を受賞されている大隅先生、山中先生、新型コロナ対策の中心として活躍された尾身先生をはじめとする素晴らしい方々の特別講演を開催し、一般公開致します。また、ビッグデータによる医療・医学への影響、COVID-19、がん生物学、患者・市民参画、働き方改革、地域医療構想などを取り上げた会頭特別企画で、医学・医療の現況と将来展望について議論させて頂きます。COVID-19の会頭特別企画では、Anthony Fauci、Audrey Tang などにもご参加頂き、同時通訳も行う予定です。ふるってご参加下さい。

また、本総会では、市民向けセッションも多数行われます。
新型コロナウイルスや片頭痛といった身近な病気や、「ビッグデータ」「再生医療」など旬のトピック、その他、お口の健康、ダイエットなど、皆さんの「知りたい」がテーマになったセッションを集めました。「学術プログラム」と、より身近な話題にフォーカスした「市民向けセッション」がございます。エキスパートの先生方のお話を聞くことができるまたとない機会です。是非とも、ご参加ください。

市民

高柳 広

学術副委員長 高柳 広

東京大学大学院医学系研究科
免疫学教授

■柱1: ビッグデータがもたらす医学・医療の変革

総会参加者向け 総会参加者向け

IoT、AIに代表される第4次産業革命の波は医学・医療分野にも押し寄せ、新時代の医学・医療の駆動力として期待が高まるばかりです。基礎科学分野においても近年の技術革新は目覚ましく、遺伝子、分子、細胞に関する様々な次元の情報を網羅的に取得できる時代が訪れています。柱1では、シングルセル解析技術、高解像度イメージング技術、多要素のビッグデータを操るAI(人工知能)分析技術など、ビッグデータ情報を取得し解析する世界最先端技術を紹介するセッションを用意しており、大きな見どころの一つです。またウェアラブルデバイスや家庭内診断用センサーの進歩も注目すべき点で、リアルワールドデータを用いた臨床研究に関するセッションも設けています。こうしたビッグデータに立脚したサイエンスは今後の医学・医療の礎になると考えられます。もう一つの見どころは、ビッグデータの医療・福祉への貢献に関してです。ビッグデータ分析から得られた知見は診断・予測・治療技術の開発に役立てられる他、診療支援や看護など臨床現場での利活用が期待されています。まさにSociety 5.0における近未来の医学・医療・福祉に期待が膨らむようなセッションが目白推しです。

鄭 雄一

学術副委員長 鄭 雄一

東京大学大学院医学系研究科
疾患生命工学センター
臨床医工学部門 教授

■柱2:革新的医療技術の最前線

総会参加者向け 総会参加者向け

柱2の重点は、医工連携を代表とする、医学と最先端技術の融合が拓く、未来医療の可能性にあります。その際の注目ポイントは、急速に進行する少子高齢化を踏まえた未来ビジョン「自分の健康は自分で守る」をどう実現するかです。この未来ビジョンに従って、個人が自らの健康状態を把握して自分ごと化し、入院や通院を減らして、健康で家庭で過ごす時間を増やすことに資する医療技術や、医療従事者をアシストして労働生産性を増やし、過重労働や人手不足を解消する医療技術を発表していただく予定です。これまで、医療分野でしばしば取られてきた、人海戦術的アプローチには持続可能性が無く、また、一つの技術だけでは解決できず、システム化が必要で、究極的には、広い意味での遠隔医療に統合されていくと考えており、ここも大きな見どころ、聞きどころです。

佐藤 伸一

学術副委員長 佐藤 伸一

東京大学大学院医学系研究科
皮膚科学 教授

■柱3:人生100年時代に向けた医学と医療

総会参加者向け 総会参加者向け

「人生100年時代」を迎え、健康寿命延伸の実現に向けて積極的な取り組みが進められています。まず老化とは何かという問いについて、老化の本態に迫るセッションが最初の聞きどころとなります。次に生活習慣病などの発症予防・重症化予防も重要な取り組みであり、生活習慣病のprecision medicine、認知症診療についてのセッションが設けられ、併せて生活習慣の改善についても、行動変容による疾病予防が話題として取り上げられ聞きどころの一つです。社会生活機能の維持・向上は健康寿命延伸に必須な要素ですが、フレイル・ロコモ対策についてのセッションで理解が深められます。最後に、社会環境の改善というアプローチとして、在宅医療・介護の制度改革についてのセッションが設けられています。このように健康寿命の延伸・健康格差の縮小を理解するための聞きどころが満載であり、これからの健康寿命のあり方について理解を深めることができるものと確信しております。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

康永 秀生

学術副委員長 康永 秀生

東京大学大学院医学系研究科
公共健康医学専攻
臨床疫学・経済学教授

■柱4:持続可能な新しい医療システムと人材育成

総会参加者向け 総会参加者向け

柱4のキーワードは「持続可能性」と「人材育成」です。わが国の保健医療介護システムは、超高齢社会、人口減少、経済不況などに直面し、持続可能性の危機に瀕しています。世界的には、貧困、飢餓、健康格差、教育格差、ジェンダー不平等、環境破壊などの困難な問題が山積しています。柱4の見どころの一つとして、わが国の医療・介護の経済・財政的課題の改善に向けての議論を展開するセッションがあります。もうひとつの見どころは、持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル・ヘルス、というセッションです。医療や公衆衛生に関わるすべての方々が、グローバルな視点からの問題解決の糸口を見出す一助になればと思います。他にも、医療人の教育や働き方改革、医工連携・融合に向けた教育改革、臨床・研究におけるELSI、安全への先行的アプローチなど、各課題の持続可能性と人材育成に関連するセッションが目白押しです。

南学 正臣

学術委員長 南学 正臣

東京大学大学院
医学系研究科長・医学部長

■柱5:パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦

総会参加者向け 総会参加者向け

今回の日本医学会総会の「柱5」は「パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦」です。COVID-19 の流行により、我々の生活はいまだに大きなパンデミックの影響を受けております。更に日本は地震などの自然災害も多く、欧州は戦火の影響を強く受けており、自然災害・人的災害による医療への影響に対抗することも重要な課題です。前回東京で開催する予定だった日本医学会総会は、東日本大震災の影響で中止となっています。今回の日本医学会総会では、それぞれの分野の第一人者の先生方をお招きし、分かりやすい議論を皆様と行う予定です。ぜひ、ふるってご参加ください。

大野 京子

ダイバーシティ推進委員会
委員長  大野 京子

東京医科歯科大学
認知行動医学講座 眼科学教授

■医学会総会120年の歴史で、初の「ダイバーシティ推進委員会」を設置

総会参加者向け 総会参加者向け

本委員会は、医学会総会史上初の「男女共同参画委員会」という形で始められましたが、企画を考えて行くうえで、障害者や若手の登用やLGBTs、シニア問題などが浮き彫りになってきて、「ダイバーシティ推進委員会」として改名した経緯があります。これらの課題は、諸外国でも急速に表面化してきており、避けては通れない問題となっています。医学会・医学の分野においては、女性の進出は目覚ましいものがありますが、重要な意思決定の場にまだ女性が少ないのが実情です。障害者の問題にしても、これまでは積極的に声を上げなかったという局面があります。
今回の学術プログラムでは、若手医師からなる「U40企画」とも協力していますし、障害を持って働く講演者にも加わっていただき、厚みの増した内容にしたいと考えております。企画立案するオーガナイザーには、女性学長にも就任いただいており、ダイバーシティの可視化という観点からアピールしていきます。今回の総会は春日会頭、門脇準備委員長の強いご支援もあり、女性の登壇者も非常に多くなっており、画期的な学術講演の場になります。
また、会期中には「ダイバーシティ推進委員会からの提言」を発表する予定です。ご期待ください。

小松 宏彰

U40委員長 小松 宏彰

鳥取大学医学部附属病院
女性診療科講師

■U40企画のききどころ:若手がみる未来の医学とその先へ

総会参加者向け 総会参加者向け

この度、学術委員会内のUnder40(U40)委員会の委員長を務めております小松宏彰(鳥取大学産科婦人科学分野)と申します。U40委員会はこれまでの医学会総会にはなかった医学会連合加盟学会から選抜された若手医師・研究者20名で構成される若手委員会となります。
COVID-19のためオンラインをメインに、時には東京国際フォーラムの会議室でリアルに、3年前から討議を重ねてきました。春日会頭はじめ、門脇準備委員長、南学学術委員長、山内幹事長より熱心にご指導していただきながら、各領域(こ臨床・基礎・社会医学)における若手リーダーたちの素晴らしいエネルギーと柔軟な思考力・実行力で、斬新かつ非常に魅力ある11のテーマを練り上げました。老若男女問わず、多くの医学関係者が10年後、いえ、20年後、30年後を見据えた魅力的な未来を創造していけるようなU40企画となっております。
ぜひ現地でご覧いただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

田中 哲洋

学術委員会 幹事 田中 哲洋

東北大学大学院医学系研究科
腎・膠原病・内分泌内科学分野 教授

■健康的で豊かな人生を送るためのヒントは市民セッションに。
現地参加に加えて、ご自宅からオンライン聴講も可能。
ぜひお気軽にご参加ください!

総会参加者向け 総会参加者向け

市民向け 市民向け

健康で楽しく豊かな人生を送ることは、誰もが望む究極のテーマです。市民セッションでは、その目的の一助となるような医学・医療の話題を取り上げ、最前線で活躍中の先生方にお話しいただきます。心不全や慢性片頭痛、尿失禁、認知症の増加など、高齢化社会と表裏一体の諸問題をはじめ、生活習慣病のリスクや体重過多、腰痛・関節痛など身近な健康上の問題点も取り上げてまいります。
さらには医療へのデジタル・AI・ロボット活用や再生医療など、医療の近未来の姿にもぜひ触れてみていただければと思います。これらのセッションが、皆様と一緒に明るい健康長寿社会を思い描ける機会になることを切に願っています。

市民セッションには、今気になるテーマ、これからの人生を健康的に過ごすために知っておきたいテーマなどたくさんのセッションがあります。エキスパートの先生方のお話を聞くことができるまたとない機会です。ぜひお気軽にご参加ください。

※市民セッションは現地参加とオンライン参加のハイブリッドで開催しますので、遠方の方もご自宅などからご参加いただけます。
市民公開セッションの詳細とお申込みはコチラ

市民公開セッション

門脇 孝

準備委員長 門脇 孝

国家公務員共済組合連合会
虎の門病院院長
東京大学名誉教授

■市民公開講座「ここまでわかった!がんとゲノムの関係」
2月4日(土)開催!

市民向け 市民向け

今や日本人の2人に1人が、がんにかかると言われています。この市民公開講座では、がんとゲノムについて、予防と治療そして今後の展望まで、専門家が最新情報をわかりやすくお伝えします。第31回日本医学会総会に先立ち2023年2月4日(土)14時より「よみうり大手町ホール」で開催。パネリストには女優の仁科亜季子さんをお迎えします。会場に加えて、オンラインでもご参加いただけます。ぜひお気軽にご参加をお待ちしています!
(詳細、申込みはこちら からご確認ください。)

仁科 亜季子

講演者 仁科 亜季子

女優

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